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毛虫皮膚炎
[2006年5月30日更新]


毛虫毛虫

毒針毛のある毛虫
 上の写真はチャドクガの毛虫による皮膚炎の所見です.右の写真の白っぽく写っている毛虫は椿の枝からぶら下がってきたチャドクガの幼虫(毛虫)です.チャドクガの毛虫は,毒針毛と呼ばれる特殊な毛を持っており,毛虫本体から取れてしまった毛だけでも皮膚炎の原因になります.そのため,毛虫と接触していないはずなのに皮膚炎が起こったり,毛虫の毛がついた衣類などを介して治りかけていた皮膚炎が再燃したりします.

 毛虫に毒針毛があるガの種類としては,下の表のようなものが知られております.チャドクガは,5・6月と9・10月の2回,イラガは7月〜10月が毛虫の時期です.マツカレハは毛虫の状態で冬を越します.

毒針毛があるもの毛虫の特徴などその他
ドクガ科の一部チャドクガは茶・サザンカ・椿などにいる繰り返すと悪化する可能性あり,繭や成虫にも毒針毛
カレハガ科の一部マツカレハは松,胸部に帯状の毒針毛繭に毒針毛
イラガ科(アオイラガ属)イラガは榊・桜・柿,扁平で毛が少ない,尾部に毒針毛幼虫は毒棘で刺す


毛虫で痒くなったら掻かない・こすらない
 毒針毛を持つ毛虫にやられたと思ったら,まず水で洗い流すことが重要です.毛が目に入った場合も目をこすらないで十分に水道水で洗浄しましょう.手でこすったり,掻いたりすると,毒針毛を皮膚などに食い込ませることになって被害が大きくなると言われています.セロハンテープやガムテープで毒針毛をくっつけて除去する方法もありますが,可能であればまずシャワーなどの流水で痒いところをしっかりと洗い,その時に来ていた服を着替えることが優先です.流水で流す前に軟膏などを塗りこんだりするのも,症状を長引かせる可能性がありますので,できれば軟膏はシャワーの後につけましょう.皮膚の場合も目の場合も,症状がはっきりしている時は,病院を受診して医師の指示に従ってください.

リンク
 イモムシ・ケムシ図鑑
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