鹿児島大学 保健管理センター [保健管理センタートップページへ]  

鳥インフルエンザ
[2006年4月17日更新]


概要
 鳥インフルエンザは,養鶏場などでの大量発生が社会問題となっていますが,日常的あるいは密接な鳥との接触によりまれにヒトにも感染します(適切に加熱調理された鶏肉・鶏卵からのヒト感染報告はありません).鳥で病原性の高いタイプ(H5N1型など)がヒトに感染した場合,ヒトの死亡率も高い場合がありますが,鳥類からヒトへの感染や,ヒトからヒトへの感染が容易に起こってしまうような変異型(新型)ウイルスの流行は現在は確認されておりません(今後,このような変異型ウイルスの大流行が起こる可能性を専門家は指摘しています).しかし,鳥類との密接な接触が想定される旅行の場合は,ヒトへの感染情報に注意する必要があります.

 2005年11月にWHOは以下のように勧告しています.
(1)H5N1型鳥インフルエンザの感染が流行している地域への渡航を制限しない.
(2)H5N1型の流行地域からの旅行者に対する鳥インフルエンザのスクリーニング検査の必要はない.
(3)流行国への旅行者は鳥インフルエンザウイルス感染のリスクの高い環境との接触を避けるべきである.

予防接種と治療薬
 通常行われているヒトインフルエンザに対する予防接種は,鳥インフルエンザには無効です.鳥インフルエンザはA型に属するため,ヒトのA型インフルエンザに有効な薬剤は鳥インフルエンザにも効果があると言われておりますが,効果の程度は確定しておりません.

ヒトへの感染状況
 2003年10月以降にWHOが認定したヒトの患者・死亡者の累積数は,WHOなどの情報をもとに感染症情報センターがまとめて分布地図を公開しております(http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/toriinf-map.html).2006年(平成18年)4月11日更新の分布図では,ヒトへのH5N1型感染が確認されている国は、ベトナム,インドネシア,タイ,中国,トルコ,アルゼバイジャン,カンボジア,エジプト,イラクの9つです.

リンク
 国立感染症研究所感染症情報センター(高病原性鳥インフルエンザ)
 厚生労働省:鳥インフルエンザに関する情報
 外務省:鳥インフルエンザ

[保健管理センタートップページへ]  
Copyright© by Kagoshima University Health Service Center