鹿児島大学 保健管理センター [保健管理センタートップページへ]  

帰国直後の突然の高熱
[2006年5月1日更新]


概要
 感染が成立してから症状が出現するまでの期間(潜伏期間)を考慮すると,海外滞在から帰国あるいは海外から訪日した後10日以内の突然の高熱には注意が必要です.このような場合に医療機関を受診する際,ウエストナイル熱などの可能性に医療機関が配慮できるように,海外滞在先で虫に刺された可能性があるかどうかも担当者に伝えてください.以下に予防接種がない疾患の中から重要なものの特徴を示します.

病名突然の発熱までの潜伏期間特徴注意
ウエストナイル熱2〜14日,通常2〜6日頭痛・筋肉痛脳炎あり
赤痢半日〜1週間血便・しぶり腹食器や箸を介することあり
SARS2〜7日,最大10日初期症状はインフルエンザ様高齢ほど致死率高い
高病原性鳥インフルエンザ1〜3日初期症状はインフルエンザ様病鳥との密接接触

中国・香港・台湾から帰国後10日以内の発熱
 現在は,SARSの集団発生は終息しており,最後の発生報告は2004年4月ですが,非流行期におけるSARS対応ガイドラインによりますと,発病(発熱など)前10日間以内に,中国・香港・台湾への渡航暦がある場合,臨床的特徴と検査所見を評価し,結果がSARSの可能性を示唆すればSARSコロナウイルスの検査を考慮するとされています.これに適合する場合はマスク(N95である必要はありません)をして病院を受診してください.


リンク
 海外渡航者のための感染症情報:感染症別情報があります

[保健管理センタートップページへ]  
Copyright by Kagoshima University Health Service Center