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海外旅行に持って行くもの(感染症対策など)
[2006年5月1日更新]


概要
 検疫所などが推奨する海外旅行携帯医薬品には,かぜ薬,胃腸薬などが挙げられています.また,昆虫を介する感染症の可能性がある地域については防虫スプレーや蚊取り線香の携帯,マラリアの流行地(アフリカ,中南米)ではマラリア予防薬の現地購入などが勧められています.

防虫スプレー(虫に刺される可能性のある旅行)
 昆虫などの忌避剤として,最近ではDEETと略される化合物を含む製品が世界中で販売されています.皮膚または衣服に噴霧すると虫を介する感染症をある程度予防できることが知られています.ダニの場合は,ツツガムシ病,ライム病,ダニ脳炎などがあり,蚊の場合は,ウエストナイル熱,マラリア,黄熱,日本脳炎,デング熱など旅行に際して問題になる病気がかなりあります.通常の使用方法では,ヒトに対するDEETの毒性が表面化することは少ないと言われていますが,現地購入の場合は濃度の高いものである可能性があり注意が必要です.

マラリア予防薬(アフリカ,東南アジア,中南米など)
 マラリアにワクチンはありません.日本で入手できる抗マラリア薬もいくつかありますが,治療薬=予防薬でないことにご注意ください.特定の薬剤が効かない耐性マラリアが流行している場合は現地での信頼できる情報を集めることが重要です(クロロキン耐性マラリアなど).その地域に流行っているマラリアに予防効果のある薬剤を内服し続け,また帰国後も少なくとも4週間は内服を継続するよう推奨されています(内服方法は薬剤により異なります).予防薬を現地で購入する場合は詐欺に対する注意も必要のようです.薬剤によっては妊婦や新生児で禁忌とされるものもありますので,出現する可能性がある副作用や併用禁忌薬についても知っておく必要があります.

その他
 長期滞在などの場合で,お子さんを連れていかれる場合は,入国前に必要な予防接種の手配も重要ですが,母子健康手帳に記載してあるこれまでに接種した予防接種の種類と接種日を英訳しておくと便利です.また慢性疾患のために毎日内服薬などが必要な方は,主治医にお願いして英文で診断書や紹介状を書いてもらいましょう.その際,携帯する内服薬の写真や種類を記載した書類を主治医のサイン入りで作ってもらっておくと出入国審査の際に役立ちます.

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