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ウエストナイル熱
[2006年4月24日更新]


概要
 従来,アフリカなどでの患者発生が知られていたウイルス感染症ですが,1999年に米国での患者発生・流行が確認され,現在でもその流行地域の拡大が注目を集めています.ウエストナイルウイルスに感染した蚊に刺された後,発病する場合(顕性感染)では2〜14日後に突然の高熱が出現します.発病しない場合(不顕性感染)が約80%とされていますが,通常ヒトからヒトへの感染はありません.また感染したヒトを刺した蚊からヒトが感染することもないと考えられております(通常の感染宿主は鳥類).顕性感染例では,頭痛、筋肉痛などが出現し,重症化は感染者の1%以下で,多くの例で主な症状は1週間以内に消失します.治療は対症療法のみでワクチンは今のところ開発されておりません.

流行が確認された地域
 最近の主な流行地域は,米国,カナダ,メキシコ,カリブ海地域,チュニジア,イスラエルなどです.米国における各州ごとの患者数はCDCから提供されています.好発時期は,蚊の活動が盛んになる気温の時期ということになりますので,温帯地域では夏季ということになります.

流行地域から帰国後の発熱
 前述の流行地域に滞在中に蚊から刺された可能性があり,突然の高熱が出現した場合は,本疾患である可能性があります.発病前2週間以内に流行地に滞在していた場合は,医療機関を受診しウエストナイル熱の可能性があることを担当者に伝えてください.通常は1週間ほどの入院治療で,隔離されることはありません.診断は採血検査などで確定します.

リンク
 厚生労働省(ウエストナイル熱について)

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