1.高負荷国について
WHOが 2021 年から 2025 年までの間に、高負荷国として取り扱うとされている国
及び地域は、表1のとおりとなります。
なお、高負荷国は、2019 年時点の情報を基に、「結核患者」、「多剤耐性/リファン
ピシン耐性結核患者」及び「HIV合併患者」の推定新規患者数の上位各 20 か国に
加えて、それらの国以外でそれぞれの推定年間新規患者数が、「結核患者」にあって
は 10,000 人以上、「多剤耐性結核患者」及び「HIV合併患者」にあっては 1,000 人
以上であって、それぞれの罹患率が高い上位各 10 か国で構成されています。
表1 高負荷国
アゼルバイジャン共和国、アンゴラ共和国、インド、インドネシア共和国、ウガ
ンダ共和国、ウクライナ、ウズベキスタン共和国、エスワティニ王国、エチオピ
ア連邦民主共和国、カザフスタン共和国、ガボン共和国、カメルーン共和国、北
朝鮮、ギニア共和国、ギニアビサウ共和国、キルギス共和国、ケニア共和国、コ
ンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ザンビア共和国、シエラレオネ共和国、ジンバ
ブエ共和国、ソマリア連邦共和国、タイ王国、タジキスタン共和国、タンザニア
連合共和国、中央アフリカ共和国、中華人民共和国、ナイジェリア連邦共和国、
ナミビア共和国、ネパール、パキスタン・イスラム共和国、パプアニューギニア
独立国、バングラデシュ人民共和国、フィリピン共和国、ブラジル連邦共和国、
ベトナム社会主義共和国、ベラルーシ共和国、ペルー共和国、ボツワナ共和国、
マラウイ共和国、南アフリカ共和国、ミャンマー連邦共和国、モザンビーク共和
国、モルドバ共和国、モンゴル国、リベリア共和国、レソト王国、ロシア連邦
(49 か国、五十音順)
2.高負荷国以外の結核高まん延国について
「結核患者」の高負荷国 30 か国の中で、最も推定罹患率(人口 10 万対)が低い国
(ブラジル:推定罹患率 45.5)以上に推定罹患率が高い国を結核高まん延国として
取り扱っており、具体には表2のとおりとなります。3
表2 高負荷国以外の結核高まん延国
アフガニスタン・イスラム共和国、アルジェリア民主人民共和国、イエメン共和
国、エクアドル共和国、エリトリア国、エルサルバドル共和国、ガーナ共和国、
カーボベルデ共和国、ガイアナ共和国、ガンビア共和国、カンボジア王国、北マ
リアナ諸島、キリバス共和国、グアム、グリーンランド、コートジボワール共和
国、サントメ・プリンシペ民主共和国、ジブチ共和国、ジョージア、スーダン共
和国、スリランカ民主社会主義共和国、赤道ギニア共和国、セネガル共和国、ソ
ロモン諸島、大韓民国、チャド共和国、ツバル、ナウル共和国、ニジェール共和
国、ハイチ共和国、パラグアイ共和国、東ティモール民主共和国、フィジー共和
国、ブータン王国、ブルキナファソ、ブルネイ・ダルサラーム国、ブルンジ共和
国、ベナン共和国、ボリビア多民族国、香港、マーシャル諸島共和国、マカオ、
マダガスカル共和国、マリ共和国、マレーシア、ミクロネシア連邦、南スーダン
共和国、モーリタニア・イスラム共和国、モロッコ王国、ラオス人民民主共和
国、リビア、ルーマニア、ルワンダ共和国
(53 か国、五十音順)
3.結核高まん延国の変更点について
従来、結核高まん延国として示していた国及び地域から、アルメニア共和国、ド
ミニカ共和国、イラク共和国、リトアニア共和国、モルディブ共和国、ニカラグア
共和国、パラオ共和国、パナマ共和国、シンガポール共和国、トーゴ共和国、トル
クメニスタン、バヌアツ共和国、ベネズエラ・ボリバル共和国が外れています。ま
た、新たにアフガニスタン・イスラム共和国、リビアが追加されています。
資料:学校での結核検診における結核高まん延国の変更について(2022年12月23日、文科省事務連絡)